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2017-12-26

【00】子供の通う特別支援学校での話

↓今年度始めの話です

担任の先生とも、副校長とも面談をしてきました。
担任の先生とは、娘の月経指導の相談と、二次性徴前の性教育について。
副校長とは二次性徴前の性教育についてが主な内容でした。

私からの要望としては
トイレは小1から男女別にして欲しいという事。
(本来は幼児から始めるものだと思いますが、学校での話し合いなので)
都教委のHPからもDL出来る「性教育の手引き~盲・ろう・養護学校編~の「知的障害養護学校編」に記載されている小学校低学年への指導内容をそのままして欲しいという内容でした。

しかし現実的に小学校低学年、特に1、2年生ではトイレトレーニングが終わっておらず、男女同じトイレを使って指導をしています。
同性介助が理想的ですが、知的障害・自閉症を持つ女の子は統計的に男児の10分の1と言われています(諸説ありますが)。
それに対し、支援学校の先生の男女比は圧倒的に女性が多いのです。
なので、どうしてもトイレの介助など女性の教員が男児の指導をする事が当たり前に行われています。
こればかりはどうにもならないというのであれば、せめてトイレのマークを工夫して欲しいという話をしました。
女子トイレを共有するのであれば、男女のマークを書いて欲しいという提案です。
提案というよりも、譲歩です。

【例】女子トイレを共有する場合

× 女性のマークのみ表示

 

 両方表示

確かに世の中には男女どちらも使えるトイレが存在します。
そしてそこには男女どちらのマークも書かれています。
そういうものがあるのは私共も勿論知っています。

ですが、問題は個室のトイレではなく、学校の女子(又は男子)トイレに男子(又は女子)が入り利用する所にあります。
公共の場で、こんなトイレってありませんよね。
個室がいくつか並んでいるトイレです。
ただの個室トイレではありません。
そこを男女が共同で使うのはやはり違和感があります。

又、「積み重ねが大事です」というお話でしたが、その割りには「~年生まではこう、~年生からはこうする」という積み重ねとは真逆な事を仰っていました。

「何年生だからこう」というのはあまりにも現実とはかけ離れた考え方です。

特別支援学校には~年生だから出来る事が出来ない子が殆どなのですから。
本末転倒です。

小学校低学年でトイレトレーニングが済んでいない子供達に、その指導までするので人手が必要なのは理解できます。
でも同性介助でなければ可能なはずです。
低学年の内は同性介助でなくても良いので、せめてトイレは1年生から男女別にして欲しいと思います。

例えば女児が女性用トイレに、男児が男性用トイレに入る事で、自分はあの子と「違うんだ」という違和感を覚え、又、「自分はこの子とは同じなんだ」という認識が芽生えます。
そこから自分の「性」への認識が生まれてくるのではないでしょうか?

それを高学年になったから「じゃあ今日から別々のトイレですよ」に切り替えるのは先生達には簡単な事でも、子供達にとっては難しい事だと思います。
先生方が日々様々な面で試行錯誤をして下さり、努力してくださっているのは重々承知しているつもりです。

それでも、二次性徴が来る前に毎日根気強く教えるべき「性」というものはあると思います。
何の前情報もなく、月経が始まり「はい、あなたは今日から大人の仲間入りですよ~」と言われても、大人ってなに?仲間入りって何?大人になるとどうなるの?なんで血が出るの?ケガしてるの?中にはパニックになってしまう子も出てきてしまいます。

少しずつ、小1からの積み重ねで自分の性を知り、成長をしているという事を知り、いずれ大人になる事を知らずに二次性徴が近いからと、校外泊の前に1度だけ月経の処理の方法をスライドで見せ「はいこうして下さいね」というのは健常児には通じても知的障害児には通じません。
通じないから支援学校に通っているんです。
1回で分かる子達だったら、支援学校へ通う必要はありませんから。

だから、いきなり高学年になってから徐々に性交や性器・生命の誕生や尊さ・避妊・自慰などを教えるのではなく、小1のうちから授業の中の5分でも良いから時間をさいて、自分の性を知る時間を作って欲しいという要望も伝えましたが「それは既にプログラムが組まれている問題なので無理ですね」とアッサリ否定されました。
一日たった5分の時間も性教育にはあてて貰えないのが現状です。

個別指導であれば…との事だったので、月経の訓練と平行して体の部位について、性別について等基本的な指導を行って貰うよう担任の先生には伝えました。
けれど、このような要望が学年の児童の保護者全員から個別指導をして欲しいと言われて対応出来るのでしょうか?
だったらクラスごとに特性や知的の度合い等を考慮して組まれているので、発達段階に応じた性教育を1日5分だけでもやってもらった方が先生の手を煩わせずに済むと思われます。

私は学校で話し合いを重ねていけば行くほど、自分の言っている事は間違っているのだろうかと不安になります。
ただ、子供達に働く為に大人になるのではなく、幸せになる為に大人になって欲しいと考えています。
その為に、性(生)教育は欠かせないのです。
さて、これをどうやって啓発していけば良いのか…何が正しいのか。
私は間違っているのか、迷惑をかけているだけなのか。
人間は生きている以上性的な存在です。
それは知的障害の有無に関わらずそうなのですから仕方ありません。
無視出来ない事だと思うのですが・・・。何故無視出来るのでしょう??

 

【後日談】

毎月生理の練習は個別で行って貰っています。
更衣の場所も2学期から男女別になりました。
トイレの標識も男女が使うトイレは「男女」のマークが付いたものにかわりました。
高学年の子は男女それぞれのトイレを使用しています。
学期毎を目安に保健の先生が性教育の授業を行ってくれるようになりました。
とりあえず第一回目は終わったので、今後どうなるのかとても気になる所です。
今後もめげずに交渉していければと思っています。

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